憲法記念日にちなんで
国民の祝日は、ブログも休むようにしていますが、今日は特別に憲法記念日なので過去ブログを載せます。
2016/05/07(土)
憲法25条にもの申す
社労士の資格を取る勉強で社会保険についてまず根拠法として教わる25条第1項。
『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』
今となっては当たり前ですが、第二次大戦、太平洋戦争敗戦時の社会経済情勢でこのことを謳うことは画期的なことだったと思います。
しかし、すでに戦後71年、だいぶ現実と違ってきています。
「権利を有する」といって大多数の貧困層が頑張った当時と違い、豊かになった日本には頑張っても実際に貧困層が格差として在ります。
ですから『権利を有する』を前提に『権利を保障する』くらいに明確に表現しないと存在価値が薄くなっています。
そこまで言うと、財政面、応能負担、自己責任論など議論百出で、「今のままでいい」という人もいるでしょう。
ただ、現実面では「権利を有する」と言っただけではもう事態が解決しない段階にあると思います。
憲法はそこまで細かく定める必要はないという意見もあるかもしれません。
理念は浸透して、次の段階に来ているのに、手つかずのままという面が他の条文にも大いにありそうです。
議論を尽くす前に違憲だ、合憲だ、改正だ、護憲だと一方的に主張するのはいかがなものか。
理念だけよりは実際に結びついたほうが良いのは間違いないはずです。
そのことを気付いて、真面目に冷静にかつより良い憲法になるよう情熱的に議論してほしい、特に次代を担う若い世代には、と思います。
だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp
2016/05/07(土)
憲法25条にもの申す
社労士の資格を取る勉強で社会保険についてまず根拠法として教わる25条第1項。
『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』
今となっては当たり前ですが、第二次大戦、太平洋戦争敗戦時の社会経済情勢でこのことを謳うことは画期的なことだったと思います。
しかし、すでに戦後71年、だいぶ現実と違ってきています。
「権利を有する」といって大多数の貧困層が頑張った当時と違い、豊かになった日本には頑張っても実際に貧困層が格差として在ります。
ですから『権利を有する』を前提に『権利を保障する』くらいに明確に表現しないと存在価値が薄くなっています。
そこまで言うと、財政面、応能負担、自己責任論など議論百出で、「今のままでいい」という人もいるでしょう。
ただ、現実面では「権利を有する」と言っただけではもう事態が解決しない段階にあると思います。
憲法はそこまで細かく定める必要はないという意見もあるかもしれません。
理念は浸透して、次の段階に来ているのに、手つかずのままという面が他の条文にも大いにありそうです。
議論を尽くす前に違憲だ、合憲だ、改正だ、護憲だと一方的に主張するのはいかがなものか。
理念だけよりは実際に結びついたほうが良いのは間違いないはずです。
そのことを気付いて、真面目に冷静にかつより良い憲法になるよう情熱的に議論してほしい、特に次代を担う若い世代には、と思います。
だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp