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労働相談内容の件数トップについて

 ひと頃は、「解雇」がトップでしたが、ここ数年「いじめ・嫌がらせ」がトップとなっています。

 この「解雇」と「いじめ・嫌がらせ」の区分が曖昧な気がします。

 「ハラスメント」という言葉が浸透し、精神面でのうつが一般化して来て以来、「いじめ・嫌がらせ」が表面化してきたからトップになったのではないかと踏んでいます。

 言い換えれば「いじめ・嫌がらせ」は昔からあったし、ただ認知されていなかったから「解雇」にトップを譲っただけではないのかと感じています。

 「いじめ・嫌がらせ」があっての「解雇」だし、その意味でこの区分が怪しくなっています。

 一方で、労働者の権利意識も進み、経営者・使用者の立場も相対的に弱くなっています。

 昔ならばユニーク経営、個性的ともてはやされた企業も一歩間違えば「ブラック企業」となります。

 この辺の線引きはなかなかケースバイケースで、はっきりと区別できません。

 労使双方合意で邁進すれば、はた目から「ブラック企業」と見えても、ブラックではないダークということ。

 結論はよほど恵まれた企業でない限り、今の社会経済情勢ではブラック一歩手前くらいでないと賃金、労働時間などの労働条件で、労働者が満足する環境を使用者は提供できないということです。

 矛盾したことを言っているようですが、理想、目標は高く掲げても、なかなか現実は厳しいのです。

(アーカイブス)
2012/09/15(土)
景気は循環するというが
 日本経済が不況になって久しい気がします。

 アメリカほどではないにしても、リーマンショックが起こる2008年、平成20年までは、バブル崩壊後の失速から回復していました。

 それ以降、不景気が続いています。

 労働環境も悪化の一途です。

 円高、株安、製造業の赤字といいことがありません。

 経済の基礎、新しい価値の創造といえば、製造業ばかりではありませんが、どうもモノが生みだされないと、景気の弾みがつかない気がします。

 一部の産業、その産業の中の一部の企業が儲けていても、景気全般の向上になりません。

 現状維持が良いところです。

 景気を回復させるには、逆転の発想が必要です。

 喧嘩をしないで、仲良くする。政治を安定させる。首相を最低4年は変えない。国会議員は70歳定年にする、とか。

 政治についても変えていけば、景気も上向くような気がします。

     だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp

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