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西山事件、その2

 国会で、野党議員が秘密文書を取り上げて、高市早苗大臣を糾問している場面を見て思い出しました。

 元毎日新聞記者の西山太吉氏は、あまり褒められない手段で手に入れた機密外交文書を、自分で報道する代わりに、社会党のプリンスと呼ばれた横路孝弘代議士に手渡し、国会で糾弾させました。

 この経緯は、山崎豊子氏の小説『運命の人』に良く描かれています。

 西山氏はジャーナリストでありながら、なぜ自らのペンで告発しなかったのか。

 この点についても取材方法とともに氏への批判となっています。

 私が考えるのは、保身ではなかったのかということです。

 取材方法で自らやましい気持ちがあったのではないか。

 だから、自らを安全の立場において他に糾弾させるという形をとった、誠に潔くない姑息な方法に私には見えます。

 いろいろと氏は、弁明しているようです。
 
 山崎氏の小説もあまりその点について、批判していません。というか、記憶では擁護している気がしています。

 今となっては、左翼系新聞以外は、あまり西山氏を擁護していないのは、取材方法とそこからくる告発の仕方というこの二つの汚点を隠し切れないからだと私は思っています。

(アーカイブス)
2019/05/02(木)
スリーマイル島原発事故40年と映画
 今年はスリーマイル島原発事故から40年経ちます。
 
 新聞でもそれほど大きくはありませんが、報道されています。

 この事故が有名になったのは、偶然に直後に公開された映画がかなり大きく影響していると私は思っています。

 しかし、そのことに言及している記事は見かけませんでした。

 『チャイナ・シンドローム』(1979年、米映画)というタイトルを聞けば、多くの人は覚えているのではないでしょうか。

 ジェーン・フォンダ、ジャック・レモン主演の映画でした。

 炉心溶融で、原発当地から見たら地球の裏側に当たる中国、チャイナまで到達してしまうのではないかということからきた言葉です。

 かなり今日的テーマですが、なぜかスルーされてしまっている映画です。

 原発反対派から見れば、結構なPRになりそうな映画だと思います。

 直接、スリーマイル島原発事故を描いてないことから、触れられない事情があるかもしれません。

        だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp

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