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ゴルバチョフ氏と稲森氏

 きしくも同時期に同年代の歴史に名を遺す巨人が他界されました。

 ゴルバチョフ氏は、ソ連最初で最後の大統領です。

 今のプーチン氏はロシア大統領で、ソ連大統領ではありません。

 ソ連崩壊の年、1991年、平成3年、まさに歴史的な年にソビエトに観光で旅行しました。

 ソ連崩壊で、当地は混乱の極み。

 特に一般庶民は、右往左往と言ったくらいに混乱させられていました。

 何が混乱と言って、一応、低水準ながら低空でも安定していた経済が、まさに地の底に落ちてしまいました。

 だから、日本人とみれば、キャビアだ時計だお土産品だ、最後には女だと、お金目当てに、なりふり構わず、命を守るために必死で売り込もうとしていました。

 その中で、政治家の顔が乗ったおなじみ入れ子人形、マトリョーシカがありました。

 それを売りつける中で知ったのが、ゴルバチョフ氏の当地での人気のなさ。

 それもそのはず、一般市民をソ連時代よりもさらにはるかに貧困に陥れた張本人だったからです。

 今ではその理由が分かりますが、当時は西側での超人気ぶりを知っていましたから不思議に思いました。

 そして、稲森和夫氏。

 松下幸之助氏を継ぐ、カリスマ経営者で、私が若手会社員だったころから、経営哲学がもてはやされました。

 しかし、当時、私の職場の上司から、終業後にビールの杯を傾けながら、稲森氏の経営で一部社員はヒーヒー悲鳴を上げているという話を聞かされました。

 知る人ぞ知るで、かなりエキセントリックで、強引な経営哲学を特に氏の若い元気なころは突っ走ったというのは有名な逸話らしい。

 今や、そうした裏話は、マスコミでは聞かれずじまい。

 ゴルバチョフ氏の不人気はある程度報道されますが、稲森氏から受けた社員の迷惑話は闇に葬られたままのようです。

(アーカイブス)
2018/10/08(月)
大相撲改革道険し
 貴乃花親方退職騒動で大相撲界がまた大騒ぎです。

 伝統を守ることは大切です。

 放っておくといくらでも伝統が崩れていきます。

 大相撲でも否が応もなく、この伝統が崩れていっています。

 その最たるものが外国人力士による主役交代です。

 モンゴル力士が席巻しています。

 八百長問題も解決しているか疑問です。

 しかし、人気は復活しています。

 旧態依然打破と伝統維持は矛盾する問題かもしれません。

 この矛盾葛藤する問題に真正面から向き合い、一つ一つ具体的に改善、解決していく以外将来がない。

 そのための大きな期待を寄せた人材だった貴乃花親方だけに人気と裏腹に将来また衰退するのではないかと危惧します。

       だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp

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