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裁決事例でモヤモヤ

 裁判は時間、費用が掛かるので、裁判の前置制度で、社会・労働保険の紛争で、異議申し立て、審査会制度があります。

 この審査会の裁決事例を見ていたら、何かモヤモヤ感がぬぐえませんでした。

 離婚して、その後、同居して、実質婚姻関係が継続していたから、遺族年金を不支給にした原処分を不服として、審査請求した事例でした。

 同居して、生計が同一かどうか、こまごました実例を挙げ、請求人が、支給してもらうよう訴えていました。

 社会保険は、実質婚姻関係であれば支給を認める、かなり進んだ制度です。

 結果、原処分を取り消し、支給となりました。

 こうした裁決事例を文字で見、読むと、まあなるほど、そういう経緯で、不支給、審査会で取り消し、支給になったかと納得した感が一瞬します。

 しかし、よく考えると、何かモヤモヤ感が残ります。

 裁判事例、判例になると違うのでしょうが、裁決事例は、個別の名前が特定できぬように、かなり省略されて公表されます。

 この場合、離婚して、なぜ、実質同居して生計を一にしていたか。

 まったく何も書いてないし、触れていません。

 一番気にかかる個別事情が省かれています。

 推察するしかありません。

 でも、裁決するにはこうした事情を知ることが一番大切というか重要なことのはずです。

 それが省かれているのですから、モヤモヤするのが当たり前です。

 これを裁決事例を読んで分かった気になる方が、よほどおかしいといえます。

(アーカイブス)
2018/07/08(日)
おかしな記事
 芥川賞候補作が盗作騒ぎで、掲載雑誌がお詫び記事を載せるという新聞記事がありました。

 この記事でおかしいと思ったのが、当事者の作家のコメント、態度が載っていないことでした。

 おかしいと思っていたら続報が出てきました。

 お詫びを掲載するほうの出版社が盗作ではなく、あくまで創作上の参考資料として、似てしまったというような訳の分からぬ記事が出ました。

 昨今の不祥事の拙い会見のようです。

 いくら言い訳しても見てのとおりでしょう。

 出版社の業績、新人作家の作家生命がかかっているだけに必死のようです。

 でも、デビュー作がこれでは、自ずと今後も色眼鏡で見られるはずです。

 作家自身が正直に、賞を度外視し、まずコメントすべきです。

 と思っていたら、遅ればせながら、作者の反省コメントがさらに続報で出ました。

 それによると、参考資料に上げなかった点を反省し、盗作は暗に否定しているようです。

 この騒動は続きそうです。

      だいじ営年金事務所http://daizizimusyo.jp

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