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今年の読書(続き)

 前回は難解小説のことを書きました。

 今年は、いわゆる名作物語小説にも手を付けました。

 イギリスの国民的作家の、チャールズ・ディケンズの小説です。

 ディケンズは、いわゆる大衆小説、娯楽小説作家の部類に入ると思います。

 結構、読者を意識して、読者の気に入るように、面白さを前面に出している小説に感じました。

 名前は知っていても、なかなか読んでいなかった『大いなる遺産』『二都物語』を読んでみました。

 読みやすいので、とかく、難解小説より下に見られがちですが、内容は深い物語でした。

 『二都物語』は中でも一番有名な小説です。

 訳者の大家・英文学者・評論家の中野好夫氏によると、ディケンズは構成力のない作家と、けちょんけちょんに批評されています。

 中野氏の舌鋒は鋭く、以前、太宰治の惰弱さに対し、遠慮会釈しなく批判した逸話もあります。

 だから、中野氏の二都物語への辛辣な批評にもうなづけるところがあります。
 
 しかし、仏革命の汚点についてかなり誰でも分かるように書いているのが、大変印象に残りました。

(アーカイブス)
2018/01/01(月)
1年の計
 今年も昨年に引き続き、小説を含めた世界の長編名作を読んでいきたい。

 名作長編ではなく、長編名作です。

 順番が大切です。

 名作であっても長編でなくてはだめです。

 とにかく長いものがまず選択肢の最優先です。

 できる限り日本のモノではない、世界の長編名作にチャレンジしたい。

 大河小説は中でもかなりのターゲットです。

      だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp

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