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昭和考①職業観

 今週は、昭和の頃の肌で実感した世相、社会観を振り返ってみようと思います。

 ただ、昭和と言っても戦前と戦後では、激動の時代で全く違いますので、私が体験した昭和30年代以降の感想です。

 1回目は、職業観です。

 「末は博士か大臣か」という今では死語になった言葉があるように、立身出世主義が、まだ生きていた時代でした。

 だから、職業に貴賤ありというか、明らかに職業によって人間がランク付けされているのが、今より露骨に如実に出ていた感があります。

 公務員、大企業のサラリーマン、銀行員と言った、今ではあまり人気が高くなくなった職業の位置がかなり高く、あこがれの職業でした。

 安定の時代、言い換えると停滞の時代、横並び、一線の時代、右肩上がりの時代でした。

 中でも今は疑問符が付く会社重役の地位が高かった。

 サラリーマン重役ではなく、オーナー、創業者重役のほうが多かったせいがあるかもしれません。

 しかし、平サラリーマンに比べ、地位の高さとともに給料の高さもかなりのものでした。

 こうしたことがわかるのは、人気の映画の社長シリーズに現れていると私は思っています。

 そのほか、小津安二郎の映画でも、会社重役に優雅な生活が見られます。

 今と大違いです。

(アーカイブス)
2017/10/01(日)
シーザーの顔
 塩野七生著の『ローマ人の物語』全15巻、現在第5巻を読み進めています。

 ちょうど、シーザー、英語読みでないと、ユリウス・カエサルの後編です。

 その表紙がシーザーの顔になっています。

 それまでのシーザーのイメージと違います。

 体格ががっしりした、どちらかというと角形の顔、往年の名優リノ・バンチュラのような顔をイメージしていました。

 しかし、実際は、結構、スリムな感じの渋い優男のような感じです。

 日本の俳優で言うと、山本学(敬称略)のような顔です。

 かなり格好良い男です。

 実力、外見、なかなかしびれるような男前。

 日本の政治家にはまったくいない顔といっていいのではないでしょうか。

      だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp

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