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難解、フォークナーの小説

 学生ではなく、若い社会人の頃、世界の名作小説としてフォークナーに挑戦したことがありました。

 難しさ、読みにくさで、途中で放棄してしまいました。

 『8月の光』というタイトルでした。

 タイトルに惹かれ、手に取り、全く読み進めませんでした。

 以来、なかなかフォークナーの小説は、心に引っ掛かりながら敬遠してきました。

 あらためて、このコロナ禍の下、『響きと怒り』という小説にチャレンジし、やっと読了しました。

 やはり複雑、難解、スラスラとは読み進めませんでした。

 しかし、この難解さは、人生そのものとも感じることができました。

 世の中、単純なもの、ことは何一つない。

 どう単純でないのか、どう複雑なのか、その一つを教えてくれる、ずっしりと重たい長編名作小説でした。

(アーカイブス)
2017/09/18(月)
ホームドラマに見る父親の存在感の無さ
 大体、ホームドラマというドラマ自体がなくなりつつありますが、それはおいておきます。

 昔、テレビにかじりついてみていたホームドラマ。

 ダメおやじものもありましたが、とにかく笑ったのが、頑固おやじもの。

 古い人しかわからないでしょうが、時代劇悪役だった進藤英太郎氏主演の「おやじ太鼓」。

 TBSの木下啓介アワーでした。

 同じTBSでは、俳優でない作曲家の小林亜星氏を起用した「寺内貫太郎一家」。

 ホームドラマの中に頑固おやじものという一大ドラマジャンルがありました。

 今や、死語ならぬ死ドラマです。

 下手をするとおやじ自体が出てきません。

 存在感の無さではなく、存在すらしていません。

 いつのころからか、日本製ドラマも変質し、見る気もなくなり、実際に見ることもなくなりました。

      だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp

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