fc2ブログ

児童虐待事件の判決

 父親に懲役16年の判決です。

 検察求刑は懲役18年でした。

 新聞マスコミは重い量刑との判断です。

 しかし、求刑、判決趣旨から見ても個人的には重い量刑には思えません。

 16年なら多分それより短い年数で世に出られます。

 判決で罪状を判断して理由をつけ、その理由の割には刑が軽い。

 この父親も刑を終えた後は、一般人として、世の中にでて、変わりなく人生を過ごすでしょう。

 何か釈然としません。

(アーカイブス)
2016/05/07(土)
憲法25条にもの申す
 社労士の資格を取る勉強で社会保険についてまず根拠法として教わる25条第1項。

 『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』

 今となっては当たり前ですが、第二次大戦、太平洋戦争敗戦時の社会経済情勢でこのことを謳うことは画期的なことだったと思います。

 しかし、すでに戦後71年、だいぶ現実と違ってきています。

 「権利を有する」といって大多数の貧困層が頑張った当時と違い、豊かになった日本には頑張っても実際に貧困層が格差として在ります。

 ですから『権利を有する』を前提に『権利を保障する』くらいに明確に表現しないと存在価値が薄くなっています。

 そこまで言うと、財政面、応能負担、自己責任論など議論百出で、「今のままでいい」という人もいるでしょう。

 ただ、現実面では「権利を有する」と言っただけではもう事態が解決しない段階にあると思います。

 憲法はそこまで細かく定める必要はないという意見もあるかもしれません。

 理念は浸透して、次の段階に来ているのに、手つかずのままという面が他の条文にも大いにありそうです。

 議論を尽くす前に違憲だ、合憲だ、改正だ、護憲だと一方的に主張するのはいかがなものか。

 理念だけよりは実際に結びついたほうが良いのは間違いないはずです。

 そのことを気付いて、真面目に冷静にかつより良い憲法になるよう情熱的に議論してほしい、特に次代を担う若い世代には、と思います。

     だいじ経営年金事務所http://daizizimusyo.jp

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

daizi550

Author:daizi550
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR